ベテル別館~エデンの東端

小説ブログ「私のベテル~ゆめのきざはし」の別館にようこそ。 ここには雑記や小ネタなどをつらつら書いていきます。
Posted by 神山 備

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追加を思い出した理由のあらすじ劇場

ああ、お兄さんが来る前にちゃんと仕上げておかなければ……

某所で素晴らしい作品を読んだとき、その作品に天使が出てきたもんですから、「あ、私も天使の出てくる作品書いたよなぁ」と思い出したんです。ちゃんと完結もさせてた。

「堕天使同盟」

あたし、一子はいつも通りの朝を迎えて顔を洗って朝ご飯を食べにダイニングに行ったんだけど、そこでいきなりお母さんに
「あなた一体、どこの子?」
って言われる。どこの子って、ここの子に決まってんでしょうが。でも、お母さんはあたしを子供と認めない。そればかりか、続いて起きてきた妹の二美(つぐみ)にも同じ事を言われる。じゃぁ、あたしの部屋を見せればいいそう思って勢い二階に上がったあたしが見たものは、物置になってしまったあたしの部屋だった。

追い出されるように家を出たあたしは、自分を覚えてくれている人を求めて学校へと向かう。だけど、誰もあたしのことを覚えていない。あたしは、存在してないって言うの?

どこにも行くところがなくなって公園で途方にくれていたあたしに、声をかけてきたイケメン男子。どうもハーフっぽい。その子は実は天使だという。

「あなたは実はけさ、もう死んでいるんです。ですが、どこをどう間違ったのかお迎えが遅れたみたいで……で、暫定的な処理としてあなたの存在を皆さんの記憶から消させていただきました」
とさわやかに言うイケメン天使。だけどね、いくらさわやかに言おうがそんなの受け入れられるわけないじゃん。

それにお迎えの場所っていうのは変更できないらしく、イケメン天使はあたしに死に場所である自宅に戻ってくださいって言う。死にに行くために帰れって? イヤよ、そんなの。

逃げるあたしと追いかける天使。結局疲れたあたしが渋々死を受け入れて帰った自宅で待っていたのは大天使様。
なんと死んだのはあたしじゃなくて、同じ町内の同姓同名のおばあさん。ああ、良かったって……ど田舎の役場だってそんなミスしないわよ!!

とにかく、とんでもない一日が終わり、次の日の朝―

ウチに昨日のイケメン天使が迎えに来た。えっ、やっぱあたし死ぬの? と思ったら違ってた。
何でも今回のことでイケメン天使、罰を受けて地上に堕とされたらしい。人間として生活することになったイケメン君は、あたしの彼氏になったのだという。

イケメン天使の話を聞いている内にどんどんと送り込まれてくるあたしと彼のエピソード。これって、ハッピーエンド? ハッピーエンドなんだろうな……一応。


この後も、人間よりもピュアな心を持つ天使たちのドジぶりをかなり妄想していました。暗い話が続くと反動でこういうバカ話を書いていたようです。
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意外としぶといあらすじ劇場その6

その6と言いながら、この作品はその5の続編です。その名も、

「風に吹かれて2」(まんまじゃん)

6年後大学生になった光一は、道で幸子にそっくりな女性と出くわして思わず呼び止めてしまいます。

しかし呼び止めてみると全くの別人。しかも彼女は同い年で、日本人ですらなかったのです。女性の名はサラ。ベトナム人の18歳。

大体、幸子は母の姉で、50年あまり前に死んだ幽霊。再会(しかも成長した姿で)なんてありえないのですが。

で、めでたく光一君は今度は生身の女性に恋をしますが、今度もまた戦争が彼の恋を阻みます。

サラちゃん一家はベトナム戦争での亡命組。サラちゃんの弟ルイくんは枯れ葉剤の影響で身体が不自由。そんな中、外国人にも障害者にも冷たい日本を見切って、サラちゃんのお父さんは先に行った自分の弟を頼ってアメリカに移住することを決めます。

でもねぇ、多民族国家だとはいえ、自分たちに攻撃した国に移住を決めるまでの気持ちは如何ばかりか。複雑だったと思いますよ。

で、出発前に思いを告白した光一は数年後サラちゃんに会いにアメリカまでいきますが、枯れ葉剤はルイくんだけではなくサラちゃんも蝕んでいて、既に他界していました。

このシリーズ、自分の力量を超えた難しいテーマだったのもあって、これから先、長い休息に入っちゃいましたね。

身に合わぬものは書かない方が良いというお話でした。



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あらすじ劇場リターンズ

帰ってきましたというのか、忘れてましたというのか、追加のあらすじ劇場の時間がやってまいりました。

「風に吹かれて」

主人公は渡瀬光一、横浜の小学校6年生。夏休みに広島のおばあちゃんちに一人旅をします。とは言え、新横浜から新幹線で広島までが一人なだけで、広島駅には迎えが来ているのですが。

光一はそこで長い髪をみつあみにした、小浜幸子という女の子に出会います。すごく物知りかと思えば時々意外なことを知らない幸子に光一は淡い恋心を抱くのですが……

実はこの幸子ちゃん、光一くんのお母さんの姉……幽霊なんです。光一くんのおばあちゃんは、幸子ちゃんを置いて再婚して光一くんのお母さん君子さんを産んだばかり。戦争がどんどんと激しくなる中、やっと君子さんを連れて動けるようになり、広島に帰る予定でした。

しかし、おばあちゃんが帰り着く前にあの、8月6日を迎え、幸子ちゃんと彼女の祖父母はその犠牲となったのでした。

やがて、戦争で二度目の夫も失ったおばあちゃんは、故郷の広島に戻って君子さんを育て、君子さんは結婚し、光一くんが生まれます。

50年の間、幸子ちゃんの時は止まったままでした。妹の息子に出会うことで、幸子ちゃんはやっと自分が死んでしまったことに気づいたのでした。そのとたん、幸子ちゃんは消えました。

しかし、精霊流しの夜、灯された明かりの中、再び幸子ちゃんが現れます。そして、『お母さんや妹が無事でいてくれたことを嬉しいと、これからも幸せでいてほしい』と言ってあるべきところに還るようにすっと消えていくところで話は終わります。

終戦50年の年に書いた作品。50回忌というのは、それ以上の年数では故人を覚えている人さえいなくなるので、その個人の年忌を終了する年数だと言われています。

だけど、一瞬にして失われた命は、そのことにさえ気づかぬまま彷徨っているのかも。それが50年経とうが100年経とうが……

私も「戦争を知らない子供たち」ではありますが、いろんな方々に聞きながら少しでも形に残したいと思い書きました。


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またか、あらすじ劇場

不定期でつらつらと書き進めてきました、『過去の恥』あらすじ劇場、今回で5回目です。実はポータルでは最終回を銘打っておりましたが、その後まだ完結した作品があったことを思い出しまして、これ……まだ続くんですよ、はい……

この作品は成人式直前くらいに書いていたもの。他の誰にも見せず、唯一(唯二?)姉と姉の当時の彼氏だけに見せたという作品でした。

「竹の花」

舞台は昭和50年台初めのの京都地方裁判所第3号法廷。短大生の実の娘を殺した母和子の
「私は娘を……美穂が生まれたときにすぐ殺せば良かったんです。そうしたらこんなことにはならなかった」
なんつー、衝撃的な第一声から始まります。

主人公の和子はおみやげ物の竹細工を扱う会社の社長の奥様。昭和32年春、和子は自宅で女の子を出産します。

しかし、幸せいっぱいだった和子を一気に奈落の底に落としたのは翌日の自宅の庭に咲きそろった「竹の花」でした。

竹は100~120年に一度しか花を咲かせません。そして、花が咲くということはその竹の寿命で枯れてしまうということから、竹に花が咲くと不吉なことが起こるとよく言われるようです。

それをベースに、『竹の花の咲く中、生まれた女のは男を食らう』という伝説を勝手に作ってしまいました。
最初は、そんなの迷信だと思っていた和子さんも、美穂ちゃんと仲良くなった男の子が次々と死んでいき、しまいには跡取りとして引き取った美穂ちゃんには義兄(たぶん孝志だったと思うけど覚えてません)まで不慮の事故で亡くなることで、和子さん、美穂ちゃんを生かしておいてはいけないと思ってしまって殺してしまう……なかなか思いこみの激しいお話です。

きれいな美穂ちゃんを手に入れようと寄ってくる男たち。その男たちをイヤだと思っただけで死に至らしめる美穂ちゃん(ということは義兄、義妹に迫ってます)。

ホラー大嫌いなはず、なんですが……これって、かなりホラー色強いですよね。だから、もう掘り下げて書きません。否、怖くて書けません。

姉の彼氏さんに『発想はいいけど、表現力が……』と言われた作品でした。

若気の至り作品集、没小ネタなどはありますが、ちゃんとプロットとして成立しているのはこれで終わりです。

全面的にリメイクして掘り下げるってことはたぶんないとは思いますが、部分的にはネタとして利用するかも知れません。(「赤い涙」みたくね)その時は、笑って放置してやってくださいませ。
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ある意味後悔した作品でした。

「転生(仮題)」

九州のとある山奥の村にその母子はやって来ます。実は母親は、その村の出身なのですが。

で、娘視点です。大好きな父親が死んで、母親の実家に帰ってきた主人公は、ごくごく普通の女の子。母親の親戚たちに笑顔で挨拶しますが、彼らは何故か彼女の名を聞くと驚きそして射るような視線を向けるのでした。

その日から彼女は同い年の本家の娘、加世子から執拗なイジメをうけるようになります。

娘の名前は登代子。九州とこの名前だけでピンときたあなたは、歴史通?
邪馬台国の卑弥呼の後を継いだ姪だっけか、弟子だっけが、「とよ」という名前なのです。

閉鎖的な卑弥呼の隠里の村という設定で、その村の全権を掌握する『おとよ様』は、戦前に『もう一度転生してくる』という言葉を残して17歳の時、結核で病死しています。

そして、生まれ変わり判定試験? なるもので登代子が生まれ変わりだということに……
全権を掌握した登代子に報復されるのではないかと本家筋は戦々恐々としますが、彼らに対して登代子は、
「私を苛めたのは、私の中に生まれ変わりの片鱗を感じたから。でなければよそ者との娘など、歯牙にもかけなかったでしょうから」
と言って一切を不問に付します。

しかし、登代子ちゃん、権力は手に入れるのですが、(とはいえ小さな村のですが)本当に手に入れたかった好きな人は、加世子ちゃんに取られてしまいます。そこで嫉妬に狂った登代子ちゃんは強引に彼に迫りますが、彼はなびかず、古文書のある倉でその話をしていて、すったもんだしている間に置いてあったろうそくが倒れて倉が炎上。彼は何とか助かるんですが、登代子ちゃん焼け死んじゃいます。

死ぬ間際、一生懸命転生を願う言葉を吐こうとしたんですが、吐ききれないまま死んでしまった登代子ちゃん。

それに、時代はもう『おとよ様』を必要としてないから、もう転生することはないだろうって……なんか後味がものすごく悪いエンディングでした。

なんかめちゃくちゃな設定ながら、これ奇跡的に完結させてます。その辺は努力賞あげたいくらい。
ただ、書き直しは絶対にできないくらい破綻した設定です。クリスチャンが転生ってのも何だか……

でも、私が当時一番悔やんでいたのはそこじゃなく、関西人なのに『何で、邪馬台国九州説』にしたかなぁ! でした。奈良にすりゃ良かったじゃん。そうすりゃ、気色悪い九州弁(知らないのに、主人公以外の主要キャラは挙って九州弁でしゃべらせなきゃならなかったんです)を書き続けずにすんだのに。

ちなみに、タイトルは仮で「転生」と付けたまま、他に題名が浮かばず放置されたため(仮題)となっております。
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